水溶性食物繊維による便秘への効果
水溶性食物繊維は、ネバネバ系とサラサラ系の食べ物に多く含まれています。
海藻類や果物に多く含まれており、イモ類でも里芋は水溶性食物繊維だといわれています。
また、こんにゃくに関しては原料は水に溶けるので水溶性食物繊維ですが、こんにゃく自体は水に溶けないので不溶性食物繊維になります。
ちなみに、こんにゃくの原料を使ったゼリーは水溶性食物繊維になります。食べるならこちらを選びましょう。
水溶性食物繊維と便秘の関係
粘性が強く、胃腸内をゆっくり移動していくのが特徴です。
そのため、便秘だけでなくお腹を空きにくくするため、ダイエットにも良いといわれています。
妊娠中の食べ過ぎを防ぐ効果もありますから、妊婦さんには適しています。
また、大腸内で発酵と分解を行いますから、ビフィズス菌が増え腸内環境を整える効果も期待できます。
便が硬くなかなか出ない方には、水溶性食物繊維がおすすめです、また、妊娠後期のように排便時にいきみが良くない場合も、水溶性食物繊維ならスルッと排便がスムーズになるので良いでしょう。
おすすめの水溶性食物繊維の摂り方
悪阻がひどく思うように食事ができない方は、水溶性食物繊維の代表、寒天を使ってゼリーにすると食べやすくなります。
にんじやりんごなど、繊維質の多い食材と一緒に作ると、便秘解消の効果もグンとアップします。
また、妊娠後期のように便秘で吐き気をもよおす場合も寒天はおすすめ。
寒天は、9.5%が水分でできており、カロリーも低め。1日に摂りたい量は、約100g。妊娠初期から摂り続けていると、妊娠後期になってもひどい便秘に悩まされることは減るでしょう。
野菜の中では、エシャロットが水溶性の高い食物繊維になります。
一般的に、硬い野菜は不溶性食物繊維であるケースが多いのですが、エシャロットは水溶性食物繊維になる珍しい野菜です。
おすすめの調理法は、『スープ』。便秘解消に良いといわれているオリーブオイルを入れると、より排便の効果を高めてくれます。